水ぼうそうウイルスの記事一覧

帯状疱疹(たいじょうほうしん)の原因と症状

原因は水ぼうそう?

帯状疱疹がウイルスによる病気だと
聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。

でも、このウイルスの正体が「水ぼうそう」だとは
知らない方が多いようです。

多くの人は子供の頃に水ぼうそうに罹ります。

水ぼうそうのウイルスは、治った後も神経節に
残って
しまい、息を潜めています。

免疫の働きで見張られていて、静かにしています。
神経節内のウイルス

しかし、過労やストレスで免疫力が低下すると、
勢いづいて、暴れだします。

神経節(神経節)から繋がる神経を傷つけながら先端へ向かい、
先端の皮膚に達すると発疹として顔を出します。
神経を攻撃するウイルス

ひとつの神経領域上の皮膚表面一面に発疹
帯状に広がることから「帯状疱疹」と呼ばれます。
痛みを伴う帯状の発疹

症状は

一般的に、
4-5日間ピリピリと痛みが続き、
その後、帯状に発疹が広がります。

先ほど紹介した通り、
ウイルスが神経を傷つけますから神経痛が痛みます。

この時、免疫機能との兼合いで、痛みが無かったり、
痛みが発疹の後にくることもあるようです。

このように帯状疱疹は皮膚病というより
ウイルス性の神経の病気とも考えられます。

全身どの部位にでも発症の可能性があり、
頭部の場合、厄介な症状を伴う事もあります。

おでこや鼻の部分に発症した場合、
視神経が神経領域に含まれるため、
視神経が傷つき、失明の危険性があります。

また、耳に発症した場合、
その神経領域は顔面の左右半分となるなので
顔の半分が麻痺で動かせなくなる場合があります。

その後の経過

非常に強い神経痛を伴う発疹の病気ですが、
水疱は1週間、遅くとも3週間で枯れて治まります。

神経の痛みも徐々に薄らいでいきますが、
年齢や個人差によってなかなか消えない人もいます。

中には、帯状疱疹後神経痛として痛みが残る事も
多いようです。

帯状疱疹はうつるの?

帯状疱疹はうつらない

帯状疱疹と云う病気は、自分の神経節に隠れていた
ウイルスが原因となって内側から起きるものなので
帯状疱疹自体が感染することはありません。

水ぼうそうがうつるかも

帯状疱疹としては感染することはありませんが、
水ぼうそうに罹ったことのない人には、
水ぼうそうがうつる可能性があります。

見方を変えると、帯状疱疹は局所的な水ぼうそうと
考えることも出来ますから、うつって当然です。

発疹の水疱には水ぼうそうのウイルスが存在し、
それが破れると大量のウイルスが流れ出ます。

このウイルスに接触感染し、水ぼうそうを発症する
ことは十分あり得ますから、注意が必要です。

ちなみに別の記事に水疱瘡と予防接種に関して
詳しくまとめてありますので、参考迄にリンクをお知らせします。

==>【水疱瘡の症状と予防接種の意外なお勧め時期!

予防法と発症時の注意点

予防方法

広範囲の発疹の上に神経痛が長引く嫌な病気ですから
できれば発症したくないと誰でも考えますよね。

予防法は無いのでしょうか?

帯状疱疹専用の予防接種は無いようですが、
水ぼうそうの予防接種で予防できます!!

同じウイルスの病気ですから当然ですね。
予防接種

あと、
家族や親戚のお子さんが水ぼうそうに罹ったら、
その子と接触を持つ
ことでも予防できます。

水ぼうそうウイルスに接触することにより、
このウイルスに対する免疫力をアップ
する
ことを狙ってのことです。

水ぼうそうに限りませんが、一度病気を経験すると
抗体が出来て、再び感染しない病気があります。
免疫機能のお陰で再び感染しないと云われきましたが
実は20年もすると、その効果が失われていくことが
確認されています。

一昔前、子沢山(こだくさん)の大家族では、
何年かに一度は子供が水ぼうそうなどに罹り、
家族がウイルスに触れる機会があった訳です。

その度に、それらの病気に対する免疫力が再活性化し
免疫機能が薄れることはなかったのでしょう。

しかし、現代の核家族化で、子育て中にウイルスに
触れる機会が減り、20年以上ウイルスに触れずに
そのウイルスに対する免疫力が弱体化する人が
増えてきたのです。

また、高齢化も同様の状態をまねきます。

帯状疱疹に罹りにくい人を調査した結果、
保育士、小児科医、皮膚科医に罹患者が
少ないことが分かっています。

このことから、上記の理由が導き出されました。

もしものときの注意

もし、帯状疱疹に罹ったと疑われる場合、
次のことを注意しましょう。

  • 初期の痛みで整形外科を受診した場合、誤診の危険あり
  • 発疹が出ない状態では、痛みの伝え方により
    筋肉痛や五十肩と間違われ、間違った治療をうけ、
    本来の病気に気づくのが遅れてしまうこともあります。

    「肋が痛い」「腕が痛い」だけではなく、
    どのように痛いかより具体的に伝えましょう。

    痛みの種類が「ビリっと電気が走るような痛み」なら
    神経の痛みなので帯状疱疹の可能性が伝わります。

  • 初期の発疹を虫さされやカブレと間違える可能性がある
  • 痛みが強くない場合にありがちなパターンです。

    塗り薬にステロイド剤を塗ってしまうと、
    ステロイドが免疫を低下させるので病状が
    悪化してしまいます。

  • 発疹が出て72時間位内に抗ウイルス薬の摂取を始める
  • 長時間ウイルスに攻撃された神経は傷が深く、
    長期間に渡り神経痛が残ります。
    なるべく早い時期にウイルスを抑えこみます。

  • 糖尿病、アレルギー体質、高齢者は発症確立が高い
  • この条件に当てはまる人は免疫力が弱くなっていて
    ダメージのレベルが低くても、発症リスクがあります。

  • 激しい神経痛が残った場合は神経ブロック療法を用いる
  • 絶えず痛み信号を伝え続ける神経経路は、
    興奮状態に陥り、痛み信号を増幅して脳に伝えます。

    一旦伝達経路を麻酔でブロックして興奮を抑えると
    痛みの感じ方が小さくなります。

    更に痛みが薄れると血流の抑制がはずれ、
    神経の修復が促進されることが分かっています。

以上、帯状疱疹に関してザックリまとめてみました。
ご自身やご家族の健康にお役立て下さい。

分かりやすい解説動画も見つけました、参考にどうぞ♪

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健康と医療