喘息の記事一覧


いつの頃からか咳が出始め続いている。
咳き込み始めるとなかなか止まらない。
明け方の咳で睡眠不足だ。

こんな症状で、喘息(ぜんそく)の
心配している人も多いと思います。

これから秋になると、
咳が止まらなくなり、
自分が喘息かと心配する人が
更にいっそう多くなります。
大人の喘息

喘息は、こどもの病気だと思っていたのに
大人の私が喘息なのかと、訝る声も聞こえますね。

近年、大人になって喘息になる人が増えて、
10年前の2倍になったそうです。

年齢別発症割合を見ると、3つに分かれます。
子供  ~14才:25/1000人
大人 15~64才: 5/1000人
老人 65才~ :15/1000人

確かに、子供は大人の5倍も発症率が高いので
「子供の病気」といった感じもありますが、
大人が極端に少ない訳でもありませんね。

老人には、色々他の事情もありますので、
今回は取り上げません。また別の機会に。

では、大人の喘息について紹介しましょう。

喘息の症状

喘息の諸症状は主に3つです。

長引く咳たん
②息苦しくヒューヒューいう喘鳴(ぜんめい)
発作時は激しい咳き込みと過呼吸、酸欠など

他にも咳が続く疾患があります。
・感染症、逆流性食道炎、百日咳、癌、心不全

概ね次のチェックポイント4点で確認出来ます。

たんが白い
熱が出ていない
咳のタイミングが決まっている
毎年決まったシーズンに出る

熱があり、たんが黄色なら感染症が疑われます。

咳のタイミングは、夜から明け方が多い。
布団に潜むダニの糞や死骸を吸い込み、
咳き込むなど、アレルゲンと会うタイミングによります。

シーズン的には空気が冷えてくる秋が多い。

個人として判断出来る範囲はここまで。
後は病院におまかせとなります。

呼気NO検査

病院では、呼気NO検査今年から保険適用となり
診断の一助となっています。

呼気中の一酸化炭素の割合を測り、
喘息患者特有の気管支の炎症を確認する検査です。

検査自体は、検査機に10秒ほど吹き続け、
2分ほどで数値がモニターに表示される、
至ってシンプルな検査です。

検査値が22以上だと喘息が疑われます。

また、治療期間中の状態確認にも使われています。

今年、保険適用になったばかりで、
全国に2000ヶ所しか実施機関がありませんが、
今後普及していくものと思います。

なお、呼気NO検査を実施している病院
お探しの方がとても多いようですので、
管理人がネット検索した病院を幾つか
最後に掲載していますので、参考にどうぞ!

喘息患者の気管支の状態

激しい咳の原因となっている気管支の状態を
知ることで喘息を理解出来ます。

丁度分かりやすい動画を見つけました。

このように、慢性的な炎症と気管壁の肥厚が、
咳や呼吸困難の原因になっている
ことが、
ご理解いただけたと思います。

喘息の治療

治療は大きく2つのフェースに分かれます。
発作時:発作の沈静化(点滴、吸入、服薬等)
予防時:発作の予防(吸入等)

具体的治療に関して病院にお任せとなります。

正しく認識頂きたいのは、

『喘息は、簡単には治らない病気だ』ということ。

長期間(一生)に渡り、発作の予防に努め、
上手に付き合っていかなくてはならない病気です。

病気の最後は、完治ではなく、
上手なお付合いとなります。

(少なくとも病院ではこう言われます)
(私見では最後は完治だと思います)

上手な付き合い方

喘息患者の多くは上手な付き合い方を知らず、
苦しい思いをするばかりでなく、
人生を見失いかめない状況にあります。

それは、薬を正しく理解していなかったり、
喘息を簡単に治る病気と思い違いしていたり、
正しい自己管理出来ない為です。

ある人は、吸入ステロイド剤を、
「ステロイドは怖い」といって使わずにいました。

結果、気管支の炎症を沈めた状態を持続できず、
発作を繰り返していました。

また、ある人は、発作も咳も治まり、
「もう喘息は治った」といって治療を止め、
暫くして発作を起こして死ぬ思いをしました。

このように、勝手に発作予防の吸入を止めた為、
気管支の炎症がぶり返した人が多いそうです。

このような経験を繰り返し、
職も生きる希望も失った女性がいたのですが、
彼女はあることをきっかけに立ち直り、
今では極普通の生活を送っています。

NPO法人エバレクの『熟練患者』試験で
喘息のことをシッカリ学び直し、
自己管理が、出来るようになったのです。

現在の日課は、ピークフローメーター
呼気の検査をして記録するだけです。

彼女の場合、ピークフローが500を下回ると
吸入ステロイドで気管支の炎症を抑えて
喘息発作を予防しているそうです。

病院では、常時吸入ステロイドを
続けるように視度しています。

研究結果でも、6ヶ月安定経過の患者の
継続吸入ステロイドでもう半年経過後の状態を
追跡検査したところ、呼気NO値が改善したと
分かっています。

これは、吸入ステロイドの継続により
中枢気道からより抹消気道に向けて炎症が
連続的に治まっていった
ことをしましています。

ただ、気管支壁の肥厚は改善されなかったので、
喘息が完治した訳ではないそうです。

このように、
自己管理がシッカリ出来て、
発作予防の炎症抑制ができれば、
発作の心配は一切必要無くなり、
ごく普通に暮らせる様になるのです。

完治せずとも、悲観することはありませんね!

【呼気No検査実施病院リスト】
管理人がネット上で調べたものです。
病院名、住所、代表電話番号

福島県立医科大学附属病院 
福島市光が丘1 024-547-1111

松原医院 
東京都目黒区自由が丘3-10-8 03-5701-6777

同愛記念病院
東京都墨田区横網2丁目1番11号 03-3625-6381

東京慈恵会医科大学附属第三病院
東京都狛江市和泉本町4-11-1 03-3480-1151

あすかい内科 
横浜市旭区二俣川1-10-6 スズワビル2F 045-367-2226

佐野内科クリニック
富士宮市田中町185-6 0544(25)0022

けやき内科
名古屋市名東区猪子石原1-2002 052-774-2002

京都府立医科大学附属病院 
京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465 075-251-5111

大阪府済生会中津病院
大阪市北区芝田2-10-39 06-6372-0333

千里山病院
大阪府豊中市東寺内町5-25  06-6385-2395

大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター
大阪府羽曳野市はびきの3-7-1 072-957-2121

辻医院
兵庫県西宮市甲子園町5-23 0798-41-5689

川崎医科大学附属病院
岡山県倉敷市松島577 086-462-1111

多田内科呼吸器科
山口県山口市泉町8-21-1 083-934-5551

ホームページに掲載のある病院を、
1時間ほど調べた結果です。

ホームページの記載時期が2010年当時のものや、
導入申請中と記載のものもありますが、
保険適用になり導入されたものと思います。

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健康と医療